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ぺそぎん時計

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2008年7月12日 (土)

くりっく365&日経ヴェリタスシンポジウムAt大阪

くりっく365が大阪で上場3周年記念講演を開いたので、参加してきました。まず第一部は元財務官の渡辺博史氏が基調講演を、第二部はマット今井氏、リーマンブラザーズの田中泰輔氏、モルガンスタンレーのロバート・A・フェルドマン氏が為替についてパネルディスカッションをしてくれました。渡辺博史元財務官は「GDPの'08-1Qは予想外に好調だった。ただし、この後出てくる'08-2Qがどうなるのかが重要で、これが各中銀の今後の動向に与える影響は大きいだろう」といってました。また、今後も「不動産価格の下落」、「低金利の持続」、「資源価格の高騰」、「マーケットの共振性(カップリング)」がポイントになるだろうとのことでした。パネルディスカッションではマット今井氏は「8月前後が一番危険で、年内に米経済は底打ちする。石油はまだまだ上がるだろう」との主張。リーマンの田中氏は「相場の一時的な回復はあっても安定しない。ユーロ、オージードルは対ドルで下落(ドル買い)があるだろう。ただしドル円は下げる。ユーロは08年後半の成長は1%前後に落ち着き、09年には利下げに動くだろう。ポンドは米経済寄りな為下落バイアスが強い。」とのこと、最後にWBSに良く出ているフェルドマン氏は「各国で経済状況が異なるため協調行動は不可能。BOJは09年に利下げする可能性がある。ECBは物価に軸足を置きすぎているため、利上げのタイミングが遅れる可能性が高い。また、利上げしすぎ景気をオーバーキルするだろう。米国の住宅価格は09年末、または10年まで下げ止まらない。石油は高止まりするだろう。」との主張でした。3者の意見をまとめると米経済が年内に下げ止まると見ているのはマット今井氏のみ、ほかの二人は早くても来年以降というイメージを受けました。おもしろいのは3者ともECBはインフレ上昇を抑えるために利上げを続けるだろうが、そのあとユーロは景気が悪くなり、下げすることになるだろうとの意見で、今後ユーロドルはどこかで調整する局面が訪れると見ているところです。

今回のセミナーを聞いて、ファンダメンタルズを考えると、米経済は正直年内の復活はありえないと感じてます。うまくいったとして09年春くらいに復活できれば良いところでしょう。マット今井氏はドル円は大きく下げないと云ってましたが、それには個人的には懐疑的でドル円は下げると見ています。また、ユーロ圏については今後利上げするというのは同意見でユーロドルは利上げ局面では上昇すると思います。ただし年後半以降の経済状況は要注意で、ECBの政策転換つまり利下げが始まると対ドルでの大きな調整は考えておかないといけなそうです。今回のセミナーの感じでは意外と早いのかもしれませんね。そのほかではフェルドマン氏の「ユーロ圏での金融機関破綻の可能性はないとはいえない。ロシアの石油は質が悪くなっており精製性能が落ちているから、世界の石油供給が潤沢とはいえないので高止まりする。」という意見は一考の価値がありますね。

金曜日は荒れましたので明日はテクニカル面での来週の動向をアップしたいと思います。

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